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海を臨む絶景の食堂は、入店から席まで10000歩の旅。福島の味覚をみんなで「いただきます」

海を臨む絶景の食堂は、入店から席まで10000歩の旅。福島の味覚をみんなで「いただきます」

2025/12/22

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こんにちは。福島の出版社「a.ru.ku(あるく)」で働く、べーちゃんです。
県内のおいしい情報を探して歩きまわるのが日常の私ですが、そんな私にぴったりな“食べ歩きならぬ、歩いて食べる”イベントが開かれると味の素社から聞き、迷わず参加してきました。

その名も、「めしまで遠いめし処『歩歩歩(ぽぽぽ)食堂』」。
今回の舞台はいわき市。三崎公園を出発し、小名浜の海沿いを抜けて「かいぞくの森キャンプ場」を目指す全長7キロの長~い道のりです。先立って開かれた新潟開催を上回る10,000歩のその先に、福島の食材をふんだんに使ったこの日だけの「絶品定食」が待っていると聞けば、もう胸が高鳴るばかり!
とはいえ、運動習慣ゼロの私にとって全長7キロはちょっとした冒険…。「無事に絶品めしにたどり着けるの…」という不安と、「空腹は最高のスパイスってこういうこと?」というワクワクが、同じくらい押し寄せてきます。

ちなみに、「歩歩歩食堂 新潟店」のレポートも公開中!絶景と新潟の“ごちそう”が待つ一日を紹介しています。気になる方はこちらからぜひどうぞ。

歩歩歩食堂 新潟店レポートはこちら

記事の後半では、当日提供された限定定食のレシピも紹介しているのでお楽しみに。

今回のイベントは、「お米を食欲全開でがつがつ食べる快感を味わってほしい」という味の素社の想いから生まれたもの。福島の食材を主役にした、ごはんが進むおかずがこの日のために用意され、食を通して地域の魅力にも触れられる特別な一日になっているのだとか。
それでは、10,000歩先のおいしい定食をめざして―。『歩歩歩食堂 福島店』、開店です!

体験した人

べーちゃん

福島県在住。おいしいものと面白いイベントにすぐ惹かれるタイプで、好きな食べ物は甘口のカレー(笑)。 郡山地域密着の出版社「a.ru.ku」のスタッフ。

  1. スタートは海風の公園から。ゼッケンをつけて歩き出す“特別な朝”
  2. 海風と景色が背中を押す。いわきの“ごちそう散歩道”を歩く。
  3. ラスボスの坂を超えた先に待っていた、感動の絶景と絶品めし。

01
スタートは海風の公園から。
ゼッケンをつけて歩き出す“特別な朝”

歩歩歩食堂は開店前から行列ができる大人気店です!

11/8(土)、気持ちの良い秋晴れに恵まれたこの日。
集合場所の三崎公園には、朝早くから長蛇の列ができていました。今回の参加者は総勢約500名。県外からの参加者やベビーカーを押しながらの家族連れの姿もあり、このイベントの注目度の高さがうかがえます。

三種の神器をゲットして冒険の準備は万全⁉

受付で渡されたのは3つのアイテム。
ゼッケンにはニックネームや好きな食べ物を自由に書いて気分を高めます。気になるお品書きですが、この時点では中は空欄。どうやら歩き進めることで、完成していく仕掛けのようです。 そして、歩く人の味方になってくれる味の素社の「アミノエール®︎」もいただきました。

“めしまで10,000歩”のフォトスポットでまず一枚。

会場には、「めしまで10,000歩」と書かれたフォトスポットも。子どもたちも大人も思わず立ち寄ってパシャリ。よくよく考えると、“めしまで10,000歩”ってなかなかの距離!それでも出発前の高揚感から、余裕でいけそうな気がしてきます!

スタート前には、地元アナウンサーが今日の楽しみ方を案内

今回の『歩歩歩食堂』には、福島県内各局のアナウンサーも参加。道中に隠れた“アジパンダ”を探すミニイベントや、お品書きを完成させるスタンプラリーの説明に、参加者たちも思わずワクワク。アナウンサーの皆さんも最後まで一緒に歩き、イベントを盛り上げてくれました。

ゲストにはあの“山の神”が!地元のヒーローの登場に拍手が沸き起こります。

ゲストとして登場したのは、箱根駅伝で“山の神”として名を馳せた、いわき出身の柏原竜二さん。「景色を楽しみながら歩いてくださいね。歩いた先にはおいしいごはんが待ってます!」と、7キロを歩くためのアドバイスとエールを明るく届けてくれました。

10,000歩先の絶品めしに向かって、いよいよ店内(?)を進んでいきます。

全員で軽く準備運動を済ませたら、いよいよスタート!海沿いの道へと足を進める参加者たちの表情は、期待と冒険心でいっぱいです。どんな景色が広がっているのか?そして、10,000歩先の“絶品めし”はどんな味なのか…。胸が高鳴る旅の始まりです。

02
海風と景色が背中を押す。いわきの“ごちそう散歩道”を歩く。

小名浜の海がキラキラ。歩くだけで気持ちが上がる道のり。

三崎公園を抜けると、すぐに海沿いの道へ。目の前に開ける小名浜の海と潮風の気持ちよさに、まるで観光気分に。「ふだん車で通るから気づかなかったけど歩くのって気持ちいい!」「この景色だけでも十分ごちそう」なんて声も聞こえてきます。

みんなで列になって歩く道のりは、ちょっとした遠足みたい。

7キロの長い道のりでも、子どもたちは常に元気いっぱい!みんなで一緒になって列をつくって歩く光景はなんだか遠足のようで、自然と笑顔がこぼれます。初めて会った人同士でも自然と会話が生まれていて、一体感が広がっていきます。

第1チェックポイントの「道の駅いわきら・ら・ミュウ」に到着♪

約2キロ歩いたところで最初のチェックポイントに到着。まだまだ皆さん余裕の表情で、おしゃべりや景色を楽しみながら歩いています。

ここで最初のスタンプラリー。気になるひとしな目は…⁉

ここで明らかになったメニューは、「福島県産ひとめぼれの白ご飯」。シンプルだからこそ実力がわかる福島米。福島のお米は本当においしいんです!お腹もいい感じに空いてきて、“ひとめぼれ”の文字がますます魅力的に見えてきます。

チェックポイントでは、あったかいクノール®カップスープの“おもてなし”も。

程よく疲れたタイミングで嬉しかったのが、スタッフさんからふるまわれる温かいスープ。歩いた体にじんわり染みて、「あ〜、おいしい…」。

2つめのチェックポイントでは、“汁もの”の正体が明らかに!

歩みを進めて迎えた2つめのチェックポイントでは、汁もののスタンプが登場!
メニュー名は「浜鶏ちゃんこ風スープ」。…浜鶏って何だろう?
なんだかおいしそうだし、気になる響き。この“浜鶏”の秘密は、記事の後半でご紹介しますのでお楽しみに!
定食の全貌は近づいてきたけどまだまだ先は長い。頑張って歩みを進めます。

“隠れアジパンダ”も発見!見つけるたびにテンションが上がります!

汁ものの正体が明らかになってからは、「メインは何が出るんだろう?」と考えながら、ゴールへ向けて、歩く足取りにも自然と力が入ります。

03
ラスボスの坂を超えた先に待っていた、感動の絶景と絶品めし。

まさかゴール目前に最大の試練に直面することになるとは…

小名浜の海沿いから内陸の道を進んでいくと、いよいよゴールの「かいぞくの森キャンプ場」は目前。でもここで、まさかの“ラスボス”が姿を現します。この日一番の急な上り坂!足も心も空腹も限界に近づくタイミングでコレは…。正直かなり堪えます。

ついにゴール!ここまで本当に長かった~
ゴールを盛り上げる演出が嬉しい!皆さんお疲れ様です。

ラストの坂を越えると、ついに感動のゴールの瞬間!足元に描かれた「5・4・3・2・1…!」のカウントダウンとハイタッチの嵐に迎えられ、一気に達成感があふれます。
約2時間、10,000歩の道のりは長かったけれど、笑顔で駆け込む瞬間は格別です。

ゴール後に“運命の選択”。今日のメイン料理はどっち⁉

ところで、本日のおしながきは未完成だったはず…。
実は、メインのおかずはゴール後に明らかに。それも、2品から好きな方を選ぶという決断を迫られたのだから大変です!
用意されていたのは「会津産りんごのデミソースハンバーグ」と「福島県産豚バラ肉のやみつきねぎソースがけ」の2品。皆さんそれぞれ頭を悩ませながら運命の一品を選んでいました。

「会津産りんごのデミソースハンバーグ」
すりおろした会津産りんごを加えた特製ソースは、りんご本来の優しい甘みと深いコクが絶妙に溶け合った味わい。ベースには「Bistro Do®」〈濃厚デミグラスチキンソテー用〉を使用し、ハンバーグの挽き肉も玉ねぎもオール福島県産。じっくり歩いたあとの体に、じんわり染み渡るご褒美の一皿です。

「福島県産豚バラ肉のやみつきねぎソースがけ」
主役の豚バラ肉はもちろん福島県産。しっかりとうま味がのった肉汁に、「Cook Do® KOREA!」〈ビビンバ炒め用〉で仕上げた“やみつき”ねぎソースがピリッと絡み、思わずご飯が進む濃厚な味わいです。塩やごま油も味の素グループ製品を使用し、付け合わせのトマトといんげんも福島県産というこだわりが光る一品です。

「浜鶏ちゃんこ風スープ」
気になっていた「浜鶏ちゃんこ風スープ」の“浜鶏”の正体も、ここでついに判明!実はこちら、地元いわきの人気ラーメン店の「浜鶏ラーメン」をベースに開発した特製スープ。さらに、今回のイベントの料理長を務めたのは、そのラーメン店の代表・藤田大さんで、福島の食文化を盛り上げたいという想いで、地域振興にも積極的に携わっている方なのだそうです。

待ちに待った「いただきます!」。“がんばった分だけおいしい”時間が待っていました。

10,000歩歩いて、ついにテーブルに到着!歩き始めてから約2時間、ようやく腰を下ろしていただく一杯は、やっぱり格別。
目の前には小名浜の海が広がり、吹き抜ける風までごちそうのように感じます。「この景色の中で食べられるなんて最高!」「疲れも一気に吹き飛ぶね!」と、自然と笑顔がこぼれます。

いわき出身の相撲芸人・あかつさんも登場!地元ならではの“ふくしま愛”あふれるトークに拍手。

ゴール会場には、いわき市出身の相撲芸人・あかつさんも駆けつけ、軽快なトークで会場を沸かせました。「福島県は地域によっていろんな食材がとれるのが魅力。しかもそれが全部うまいんです!歩いた後に食べれば、そのおいしさは2倍にも3倍にもなったはず」と、地元愛あふれるメッセージも。温かい笑顔に、参加者の疲れもふっと吹き飛んでいきました。

大きなしゃもじと一緒に写真撮影!
あかつさん、柏原さんと一緒に楽しい時間を過ごしました!

『歩歩歩食堂』には豪華なお土産まで用意されていました!実は今回のメニューにも味の素の商品が使われていて、家庭でレシピの再現もできるんですよ!

自宅での再現レシピがこちらです!

〇会津産りんごのデミソースハンバーグ

材料(2人分)
「AJINOMOTOさらさら®キャノーラ油」
小さじ2
ハンバーグたね
2個(150g/個)
(A)デミソース
 
「Bistro Do® 」濃厚デミグラスチキンソテー用
大さじ3
「AJINOMOTOオリーブオイル」
小さじ2
玉ねぎ
1/8個(約20g)
しめじ
1/10株(約10g)
椎茸(生)
1/2個(約10g)
りんご
約1/4個(70g)
ケチャップ
小さじ1
大さじ1 1/2
  1. 玉ねぎは薄切りにする。椎茸の石づきを取って3㎜スライス、しめじはばらしておく。りんごは皮ごとすりおろしておく。
  2. 鍋にオリーブオイルを入れて熱し、(1)の玉ねぎと椎茸、しめじを中火でしんなりするまで炒める。炒まったら(1)のりんごと残りの(A)の材料を加えて混ぜながら火にかける。
  3. 別のフライパンにキャノーラ油を入れ中火で熱し、温まったらハンバーグを入れて、焼き色が付いたらひっくり返し、蓋をして弱火で7分程火が通るまで蒸し焼きにする。
  4. (3)のハンバーグを盛り付け、(2)のソースをかけて完成。

〇福島県産豚バラ肉のやみつきねぎソースかけ

材料(2人分)
豚バラかたまり肉
300g
「瀬戸のほんじお®」
9g
粗挽き黒こしょう
少々
(A)やみつきねぎソース
 
「Cook Do® KOREA!」ビビンバ炒め用
大さじ1
「Cook Do® 香味ペースト®」
0.5cm分
長ねぎ
20g
しょうが
4g
「瀬戸のほんじお®」
少々
「AJINOMOTO ごま油好きの純正ごま油」
小さじ2
  1. 豚肉に塩と粗挽き黒こしょうをもみ込みポリ袋へ入れる。ポリ袋の空気を抜いて、冷蔵庫で1時間寝かせる。
  2. 鍋に(1)の肉、水(肉が浸る程度)と長ねぎの青い部分(分量外)を入れ中火にかける。沸騰後弱火にして、ひっくり返しながら1時間煮る。この間に長ねぎとしょうがをみじん切りにしておく。
  3. (2)の長ねぎとしょうがのみじん切り、塩、「香味ペースト®」をボウルに入れ軽く混ぜておく。フライパンにごま油を熱々になるまで熱してから、(薬味)を入れてよく混ぜる。「Cook Do® KOREA!」を加えてさらに混ぜる。
  4. (2)の肉の水気を切り、脂面をフライパンに置き中火にかけ、全面を焼く。焼きあがった肉を1cm程度に切って盛り、ブラックペッパー(分量外)、(3)のタレをかけて完成。

〇浜鶏ちゃんこ風スープ

材料(2人分)
鶏つくね
個数お好み
(A)スープ
 
320cc
「ほんだし®」
小さじ2/3
浜鶏ラーメンスープ
20g
自宅の調味料で作るなら…
 
320cc
「丸鶏がらスープ™」
3g
「ほんだし®」
1g
「瀬戸のほんじお®」
1g
醤油
小さじ1強
  1. 鍋に(A)の材料を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし鶏つくねを入れ、5分程火にかける。
  2. つくねに火が通ったら、あおさ(分量外)を入れ器に盛りつけて完成。

10,000歩をかけて「一食」に向かう。そのシンプルで大胆な体験の中で気づいたのは、歩くことで心がゆるみ、知らない人同士が自然と言葉を交わし、地域の魅力を五感で味わえるということ。そしてやっぱり、「身体を動かしてから食べるご飯って、最高においしい!」という揺るぎない事実でした。

この秋は新潟・福島と2度にわたって開催された『歩歩歩食堂』。
次回の開催はまだ未定ですが、たくさん歩いた先にしか出会えない “絶品めし”に、きっとまたどこかで出会えるはず。大きな期待と明日の筋肉痛への心配を胸に、これからの展開を追いかけたいと思います。
ちなみにめしかっこみ隊のWEBでは、12月から全国の地方TVで放送された、ごはんをがつがつ食べたくなる番組やレシピなどの情報を続々と公開されています!
おいしいものに目がない私にとって、こちらも必見の内容!この記事を読んで気になった方もぜひチェックしてみてください!

めしかっこみ隊公式サイトはこちら

  • 執筆/べーちゃん
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